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第3話「愛惜」 

空は黄昏を前にしてなお、明るく全てを照らしていた。僕の少し前を静かに歩き続ける美沙。さっきの表情、声色が今の美沙の全てを物語っていた。

どこへ行くのかはわかりきっていた。

僕たちは暑さに歪む空気のなか、ただひたすら登り続ける。
「あれからもう5年なのね…」
着いた先は子供の頃よく遊んだ、山の上の小さな公園。美沙の目に今何が映っているのか僕からは見えなかったが、美沙の声はかすかに震えていた。
ここからの景色は僕も久しぶりだ。


全てが変わった5年前のあの日。
全てを失った5年前のあの日。



長い沈黙が僕らの心を加速させる。



「もう限界かもしれない。時は来てしまったのね。」
それは初めてみる美沙の表情だった。


第3話「愛惜」 完


ついに僕も今日でテストが終わりです!
暑さに負けず元気に頑張りましょう!
6代目 藤田

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