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第4話 「邂逅」 

美沙はまっすぐ、まっすぐ僕を見つめていた。
「私、明日から鷹岡美沙になります。」

こうなることは5年前から決まっていた。それなのに美沙の口から改めてその言葉を聞くと、受け止めきれない悲しみが心の奥底から止め処なく湧いてくる。

「…コウちゃん、せめて式には……来てよね」
美沙は贋物の笑顔を作りながら、懸命に声を絞り出す。



――それからは互いに目を合わせることもなく、再び長い沈黙が僕らを覆った。
「タバコ買ってくるわ。」
耐え切れなくなった僕は一旦その場を去ろうとした。

その時だった。夜と共に、ある足音がやってきた。暗くて視界は悪い。しかし、靴音がその主を教えてくれる。
「……鷹岡!」

「チョリッス航也くぅ~ん★あの時以来じゃ~~ん」
独特の甲高い声に、うざったい絡み方。トレードマークのタンクトップに、妙に長い靴下。地獄の炎に焼かれたようなおぞましいアフロヘアー。そして地獄の公衆便所のような口臭。日本全国、いや世界、天界、冥界を探そうとこのような人物は鷹岡以外に存在しない。

「あれっっミサミサこんなとこにいたの~??心配したゾッ♪」


――何の因果か、この場所に、この日に、このメンバーが集まった。
運命の悪戯か神の導きか、そんなことはどうだっていい。とにかく、5年前の過去を清算するラストチャンスが僕に巡ってきた。



第4話 「邂逅」 完

先週のジャンプは合併号だったので、今週は何もする気が起きません。赤マルでも買って一端の漫画評論家ごっこでもしてみようかと思います。それもめんどくなったら家でジメジメしてます。

6・5代目 高木

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